Cross Talk 1
挑戦・成長、そして変化を恐れない・・・!SNS運用にみる、メディアチームのマインドとは
2021.04.21
SNS運用上で起きた様々なドラマについてインタビュー
いまや世界中で、多くのユーザーが利用するSNSアプリ。企業でも、消費者と双方向にコミュニケーションができるこの巨大メディアをマーケティングや営業活動に活用することは当たり前の時代となり、メディクルードの美容医療事業である聖心美容クリニックのマーケティングチームでも、2018年からSNS運用を行っています。 運用初期から現在まで、SNS運用上で起きた様々なドラマについてインタビューしました。
Index
初期ミッションは「聖心美容クリニックの認知度向上」 次々に起こるアクシデントを乗り越えながら… 2021年、時代に合わせた新たなミッションへ、大きく舵取り 最後に3人に聞いてみました。一緒に仕事がしたいのは、どんな方ですか。
Memberメンバー
-
徳永
マーケティング部
部長/取締役
-
小河原
マーケティング部 メディア&コンテンツチーム
リーダー
-
内藤
マーケティング部 メディア&コンテンツチーム
初期ミッションは「聖心美容クリニックの認知度向上」 話題を集めるために日本初、“ワキ”も使いました(笑)
メディクルード美容医療事業である聖心美容クリニックのプロモーションを担当するマーケティング部では2018年夏より、広告方針を大きく変更。 雑誌などの紙媒体への予算投下を大きく削減し、SNS運用へのシフトチェンジを行いました。
小河原
大手のクリニックに比べて、私たちが担当する“聖心美容クリニック”は認知度が低く、知る人ぞ知るという状態であったため、まずは知名度・認知度の向上がミッションでしたね。
徳永
コストを掛けてテレビCMを投下すれば一気に知名度は高まりますが、費用対効果やターゲット層を考えた結果、SNSを使っての展開を目指すことに。
内藤
私はもともと紙媒体担当でしたので、SNSの主担当となると決まった時はそれなりにプレッシャーもありました(汗)が、チームの皆や時には社長にもお手伝いしていただき、なんとか乗り切ることができました。日本初の「ワキ」を使った広告(笑)や、某有名ユーチューバーとのコラボなども行ったんですよ。詳しくは、Wantedlyに投稿していますのでそちらでご笑覧ください。
次々に起こるアクシデントを乗り越えながら 運用のブラッシュアップを重ねる
SNS立上げから現在まで約2年半、様々なアクシデントはありつつ順調にフォロワー数は増加。
徳永
立ち上げからそろそろ2年という時に、それまで一緒に走ってきた構成作家さんとの連絡が取れなくなってしまった時は本当に困惑してしまいましたね。
内藤
ちょうど芸能人との対談企画も一緒に進めていた時期でしたので、さすがに対応にバタバタしましたし、もうどうしようという想いでいっぱいになりました・・・。
小河原
企画は既に動いていて、締切が差し迫っている中だったので、なんとか代役を探し出して体制を再構築して・・・何とかなった時は本当にホッとしました。
徳永
また、原因不明のままアカウントの凍結と解除を繰り返された時期もあり、SNS運用にはトラブルがつきものです。こうしたアクシデントを乗り越えてどうリスクヘッジしていくかについての知見も増えてきました。
内藤
現在は、データ分析を重ね、どのようなコンテンツがターゲット層に好まれるのか、どの時期にコンテンツを出すと読まれやすいのか、などブラッシュアップし続けています!
2021年、時代に合わせた新たなミッションへ、大きく舵取り 「聖心美容クリニックへ患者様を誘導」
認知度向上を目的にはじめたSNSですが、消費者行動の変化によって方針転換が迫られました。 背景に、若者層を中心に、「SNS検索」が増えてきたことがあります。
徳永
美容医療を受けることを検討される中で、GoogleではなくSNSで検索される方が年々増えています。そのためSNS運用のミッションを認知から“集患”に切り替え、美容医療を前向きに検討されている方々に向けてSNSでいかに分かりやすく美容医療情報をご提供するか?が新ミッションとなりました。
内藤
2020年秋から準備を始めて、2021年から新ミッションへの取り組みが本格始動しました。認知度向上が目的であった時代は、(美容医療そのものではなく)コスメやお肌のお手入れなど美容周辺情報を中心に発信していましたが、ミッション変更後は、美容医療について具体的に調べている方が興味を持たれるような情報・・・例えば、症例写真など美容医療情報などを発信するようになりましたね。
小河原
これまではフォロワー数などを見ていましたが、インプレッション数やエンゲージメント率など、今の目的と照らし合わせて見るべき数値は何なのかも変わってきました。
内藤
情報の層を厚くするために、医師別のSNSアカウントも立ち上げたんですよ。たとえば施術について、私たちよりも医師が解説することで、記事を読まれた方の安心感や納得感が強いだろうと考えたからです。
小河原
SNSを見て来院してくださった患者様について現場スタッフや医師からフィードバックを受けながらブラッシュアップを重ねています。SNS運用の改善につながる情報が多く、もっと自分から現場へ情報を積極的に取りにいくべきと、SNSの仕事を通じてひしひしと感じています。
内藤
最近では、聖心上海院のSNS担当との勉強会も行っています。中国と日本で利用するSNSは異なりますが、患者様が求める情報に共通点が多いためです。
徳永
SNS運用を開始してから約2年半は、アクシデントあり・ミッション変更ありと大変な年月でしたが、主担当の内藤も、彼女の直属の上司である小河原も前向きに取り組んでくれています。
精神面でも成長し、何か問題や不具合が起きても冷静に、次に何をすべきかを考えられるようになってきました。
最後に3人に聞いてみました。 一緒に仕事がしたいのは、どんな方ですか。
内藤
協力会社様や現場のスタッフ、ドクターなど色々な立場の方とお仕事を進める機会が多いので誰とでも分け隔てなく、明るく話ができる方を歓迎します!
小河原
弊社は常に新たな挑戦を重ねて成長していく文化のため、様々なことに興味を持てる好奇心旺盛な方がいいと思います。
徳永
美容医療という定量評価が難しいサービスを提供しているため、質の良さや満足度をどういう形で表現すれば伝わるのか、を考えられる“感性”。その一方で市場調査や売上データ分析から物事を導く“論理的思考“。その両方のバランスが取れている方が理想です。また、消費者行動の変化は数年前よりも加速度的に早くなっているため新しい物事への興味関心をもって仕事を進められる方が良いと思います。
顧客一人ひとりの期待やニーズを理解し、寄り添うことが求められている時代。 美容医療のマーケティング活動においてもSNS運用に限らず、挑戦と成長・変化に前向きなマインドはますます必要な素養だという。